【介護保険のキホン】ヘルパーの2人介助ってなに?要件は?

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こんにちは。
頑張りすぎないことが身上のゆったりケアマネジャー、佐々木羊子です。
そんな私ですが、タイミング悪く仕事を頑張りすぎてしまい…
ブログの更新が滞っておりました。
久しぶりの更新は「2人介助」についてです!

ヘルパーの2人介助ってなに?要件は?

1.訪問介護の2人介助はどうやったら算定できるのか

お、ラム美ちゃん。コード表を見て何かに気が付いたようです。
2人介助のコードがある…
ヘルパーって一人で活動するものじゃないの?
例えば、1人がお掃除、1人がその間に買い物代行に行けば
めっちゃ仕事がはかどるんじゃない?

2.ヘルパーの2人介助の要件

そうですね。フツーはヘルパー1人で活動するものです。
ケアマネジャーのアセスメントの結果、必要性を確認できた場合にのみ、
この2人介助の加算が算定できる
のです。

いま、サラッと言ってみましたが「加算」です。
2人で活動すると「加算」として、普段の倍の点数が貰えるのですね。

じゃあどんな時に「必要性」が認められるのか?
というと
・利用者の身体的理由により1人の訪問介護員等に
 よる介護が困難と認められる場合
・暴力行為、著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる場合
・その他、利用者の状況等から判断して、
 上記に準ずると認められる場合…とあります。(厚生労働省告示二十三号より引用)

一人では介助が無理な場合、ヘルパーの身を守る必要がある場合、
あとはまあ自分で考えて!必要そうならよろしく!
といったところでしょうか。

3.2人介助が必要な、具体例

具体例として、平成15年に厚労省の出した「Q&A」があります。
それによると
「例えば、体重が重い利用者に入浴介助等の重介護を内容とする
訪問介護を提供する場合や、エレベーターのない建物の2階以上の
居室から歩行困難な利用者を外出させる場合など、
利用者の状況等により、2人の訪問介護員等によるサービス提供が
必要となった場合は、2人の訪問介護員等によるサービス提供時間に応じた
所定単位数の100分の200に相当する単位数を算定するため
「二人の介護員等の場合」のサービスコードにより請求する。」
とあります。

ちなみに私は、体の大きな利用者さんが玄関で倒れていて、
助け起こしに行くのに緊急加算&2人介助を指示したことがあります。

あ、引き継ぎ同行なんかはもちろん算定できませんよ!

最後に、マンガの最後のページでも触れていますが
単位数めっちゃかかるし、つまりは利用者さんの自己負担も
2倍になるので本当にそこは注意してほしい。
いくらケアマネが必要と感じても、利用者さんの同意がなければ
算定できませんよ。

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