こんにちは。経験だけムダに長い、居宅ケアマネの佐々木です。
今回は住宅改修の、「3段階リセットの特例」についてのお話です。
まあ、この場合冷静に考えて泣きたいのはケアマネでなく利用者さんですよね。
そうそう、けっこう意味不明な制度で、意味不明な段階分けがされているのですが…
まあ、「ひとりに付き20万円だけど、状態がすごく変わったならもう1回」
という制度設計なのですね。つまり。
ちなみに「ひとりに付き20万円」なので、夫婦で同じ家に住んでいて、二人とも介護認定を受けていれば「一軒で40万円分の改修」ができます。ちょっとうらやましい。
あと、転居したらリセットされる。これも大事ね。テストに出るよ(出ない)。
今回の案件だと、最初のケースは「要介護1から4へ、3段階上がったからリセットされているかと(ケアマネが)勘違いしたけども、要介護1の前、要介護2の認定の時に初回の住宅改修をしていたので、対象にならなかった…」という事案です。
脳梗塞で要介護2
→リハビリして少し元気になって要介護1
→その後大腿骨骨折して要介護4…とか、フツーにありえますからね。
注意が必要です。
ケアマネとしてはどうすればいいのかって?
住宅改修が必要そうになったら、保険者に残額を確認すればよいのです。
特に、初回からかかわっていないケース、包括からの移行ケースなどではこの「確認」が重要です。
ちなみに、参考資料としては検索上位にも出てくる伊賀市の説明(PDF)が有能です。
オフィシャルな根拠も確認したい、というまじめさんは、厚労省の出している老企42号をどうぞ。
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