ケアマネさん向け 介護保険の、負担割合証について

介護保険の制度

こんにちは。
ケアマネジャーのお仕事を、特に新人ケアマネさん向けに、簡単なことだけ簡単に説明するブログです。管理者の羊子です。

今日は、トピックにすることか…?という内容ですが、介護保険の負担割合についてさらっとお話していきたいと思います。

そうそう、年金収入は高くないのに、不動産を売ったら介護保険の費用負担が増えた、とか。
特別養護老人ホームを利用するときの負担減額が効かなくなったとか。
実はうちの祖父母も、祖母の入所前にちょっとやらかしていましたね。
(猫の額ほどの農地を売ってしまった)
基本的には1年間、負担が高くなるので注意が必要です。
でも、将来は特養に入りたいと思っているなら、費用負担の少ない在宅の間に不動産を売ってしまって、3割負担になる1年を過ごしておくのももしかしたら手なのかもしれない…

介護保険にはまあまあ詳しいけど、税金とかそういう話がまるっきりダメです。難しいよね。

ケアマネとして注意しておきたいのは、「3割負担だから、お金があるのでしょう。必要なサービスは問題なく使えるのでは?」という偏見。
収入が多い=お金がある、ではありません!
むしろ、割高感からサービスを控えてしまう人もいらっしゃるし。

淡々と、間違えずに費用負担について伝えて、丁寧に合意をとっていく必要があると思います。
いつも同じ。正しい情報を、わかりやすく提示する。
確認をきちんととる。


(間違えずに…って、間違えないよ?と思われるかもしれませんが、私は車椅子のレンタル費用を聞かれて、返す刀で「600円前後ですね」って、つい答えてしまう。後からあああ2割負担の利用者さんだったじゃん1200円じゃん…とかなる。みんなは大丈夫なの?ケアマネあるあるじゃない?)

ちなみに、最後のコマにある「2~3割負担となるのは65歳から」が、意外にケアマネに知られていなくてびっくりしています。
かくいう私も、最初に2割負担が導入されたとき、うっかり63歳の利用者さんに「負担が増える恐れがあります…」って言っちゃった事あるけど(人のことは言えませんね…)

つい最近も、新規で住宅改修をお願いしたら福祉用具の専門相談員さんが
「結果と一緒に負担割合証が届くと思います。2割、3割負担の場合は…」って説明しだして、いえいえその方60歳ですよ…どうあがいても介護保険は1割負担ですよ…となった。

心配になって、事業所のケアマネさん達に確認したら、知らないケアマネが多かった。
いや別に…「1割でよかったですねえ」って言っててもいいけど、利用者さんに無駄な心配させる必要もないじゃん?

と、ここまで書いていて思ったけど、2号被(40~64歳)だけど65歳になったら負担割合が上がりそうな人(共済年金受給しているとか、家賃収入があるなどの利用者さん)、実は64歳までの間に(つまり1割負担の間に)住宅改修をやってしまったほうがよくない?
ちょっと、今度気にかけておこうっと。

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