【介護保険のキホン】サービスの併用3、福祉用具は施設でも利用できるのか

介護保険の制度

こんにちは。お絵描きのほうがスランプで、しばらくブログを更新できずにいました。
今日もダラダラと介護保険のあれこれを語っていきたいと思います。
今回は「福祉用具レンタルと、他のサービスの併用について。

福祉用具は施設に入ってもレンタルのできるのか

1.サ高住では福祉用具のレンタルができる

はい。部屋を賃貸で借りて、ヘルパーや訪問看護は住宅併設、もしくは外部サービスを利用するたぐいの「サービス付き高齢者住宅」では、福祉用具のレンタルが可能です。
ケアマネも自宅から継続出来たりもしますし、「一応在宅」のていです。
外から見ると施設に入っているようにしか見えませんけどね。

2.特養に入所すると、福祉用具のレンタルは使えなくなる

そうですねー。こちらは「在宅でなく、完全に施設」なので、在宅サービスである福祉用具レンタルは利用できなくなります。
けっこう相談されるのですがね。「外泊で自宅に連れてくるときには電動ベッドがあると助かる」「車椅子は施設のものだと体に合わないので、レンタル継続できるといいのに」…ごめんなさい。施設入所してしまうと無理なのです。
あ、特養でもショートステイ中はレンタル可能なので、そこもまた難しいですよね。

3.定期巡回サービスと福祉用具は一緒に使える。

サ高住的な、もしくは住宅型有料老人ホームに入り「定期巡回・随時対応型訪問介護看護を使います」と言われた場合…これも在宅の扱いなので、福祉用具を利用できます。
しかし、点数は残り少ない。
要介護2、限度額が19,705単位でしょ。
定期巡回で訪問看護も一体型だと12,985単位。
残り6,720単位のなかでデイサービスと福祉用具を
やりくりする、となるとなかなか厳しいですね。
高機能の車椅子とか高機能のエアマットとかレンタルしていると
自費の出る公算も高いですが…制度上は、利用できます。

4.小規模多機能型も、余った単位で福祉用具の利用が可能

これも、点数は残り少ない。
要介護3、限度額が27,048単位でしょ。
看護小規模多機能が要介護3で25,111単位でしょ。
1,937単位?
2モーターのベッドとなるべく安い車いすでもギリギリでは…?
という感じですが、一応利用できます。
歩行器のみのレンタル、とかで済むなら楽勝なのですが…

5.グループホームでは福祉用具レンタルができない

ここまで、「在宅だから」「施設だから」とレンタルできる、できないの説明をしてきましたが…
グループホームは在宅サービスなのに、福祉用具のレンタルは出来ないのです。
事業所が用意するか、どうしてもこだわりの機種などがあるなら自費レンタル、購入などの選択肢となります。
入所っていうなら食費の減額とか認めてくれればいいのに。
世の中うまいこと行かないですね。

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