介護保険の地域区分
こんにちは。日本のどこかでホソボソとケアマネ業務をしている、居宅ケアマネの佐々木羊子です。
今日は、転居でもしないかぎりあんまり意識することのない「地域区分」についてお話します。
料金が地域によってちがう?
ちなみに医療保険は全国どこでも、1点=10円、と決まっている。
しかし、2000年に始まった介護保険制度には「地域区分」というものがあるのです。
要は「人件費とか全国一律じゃないもんね」みたいなこと。
全部で8段階に分かれていて、1~7級地の「加算のある地域」と、加算のない「1単位=10円の地域」になります。
1級地が一番、料金が高い。
詳しい表については厚労省の資料を参考にしてくださいね。
1級地という、一番多いの加算がつくのは東京の特別区。
ちなみに、上乗せ率20%に人件費率(70%、55%、45%とサービスによって異なる)を
かけたものになります。計算が七面倒くさい。
ついで大阪市や横浜市なんかのおおきな都市が2級地…という感じで、こまかく設定されているの。
なにが大変って、加算の付く地域のケアマネさんは、単位表を見て頭の中で
「821単位だから…840円くらいかなあ」とか、謎の掛け算を求められるんですよ。
その他の地域だと「821単位だから1割負担で821円ですね!」で済むのに!
ケアマネは何を説明すべき?
いちおうですね、今回のように引越しなんかがあるときに「同じサービスでも多少料金が違うかも」
という事と、「その違いは人件費の違い」という事が説明できれば、ケアマネとしては良いのかな~と思っています。
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